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歯ブラシ以外の心強い味方
2025.06.27
こんにちは、歯科衛生士の渡邉です。
紫陽花が色鮮やかに咲く季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、皆さんは歯磨きのときに歯ブラシ以外の物を使っていますか?(補助清掃用具)
フロス、歯間ブラシ、タフトブラシ、があります。
「続かないからな」「時間をかけて毎日歯ブラシしてるから」「定期検診に通ってるし」…
ちょっと待って下さい!
メリットが沢山のあります!!
・歯の歯の間の歯垢除去率1.5倍アップ
︎・むし歯、歯周病予防
︎・臭予防、改善
・むし歯、歯周病、詰め物などの不具合の発見
歯ブラシだけでは60%の汚れしか落とすことができません。残りの40%がむし歯、歯周病を起こす原因です!
補助清掃用具を併用すると90%まで歯垢除去率を上げることができます!!
残りの10%の歯垢を落とすにはバイオフィルムをコントロールする必要があります。
バイオフィルムとは
排水溝やお風呂場のヌメリと同じで表面にくっつきやすい性質があり、簡単には剥がせないので専用の器具を使わなくてはなりません。なので定期検診も大切です!
歯垢は2、3日で徐々に取りにくいなり(石灰化)口臭の原因にもなります。1日に1回でも!特に寝る前に使うのがおすすめです!
(就寝中は唾液の分泌が減少し細菌が繁殖しやすくなるため)
「歯間ブラシを使ってればフロスは必要ないの?」
結論は歯間ブラシとフロスを併用する事によってさらにむし歯、歯周病予防を期待できます!
違いをみていきましょう!!
フロス(糸ようじ)
歯と歯の接した面の狭い隙間や歯とはぐきの間に使います。

○糸巻きタイプ→前歯、奥歯に使いやすい

○ホルダータイプ(Y字型)→前歯、奥歯に使いやすい
○ホルダータイプ(F字型)→前歯に使いやすい
歯間ブラシ
歯と歯の間が広いところに使うため、広さによりサイズがあります。
自分のサイズを歯科衛生士に確認しましょう!

○L字型→前歯、奥歯に使いやすい
○I字型→前歯に使いやすい
タフトブラシ
毛束が小さいので普段歯ブラシでは届きにくい奥歯の後の面、歯の裏側、インプラント、矯正器具、お子さんの生え途中の歯の噛む面、歯並びが重なっていて届きにくい部分にもしっかり毛先を当てて磨くことができます。

○歯ブラシの植毛部分が1本分だけついている物
補助清掃用具は毎日のケアをより効果的にしてくれる心強い味方です!!
自分の歯の状態やライフスタイルに合わせて使えるようになるために少しずつでも始めてみませんか?
定期検診と合わせて輝く笑顔を一緒にキープしていきましょう!