全体的なスペース不足が予想されましたが、重度ではなかったことと、早めに治療を開始したことで、装置の装着期間は短めでした。特に上顎の装置は、ハイラックスを１度装着しただけでした。
下顎のリンガルアーチは合計で４個作成しましたが、装着期間の目安である３ヶ月のあいだに、２回くらい外れるというのを繰り返しました。
開始した年は、右下のB（２本目）が抜けないまま２（側切歯）が萠出してきてしまったため、Bを抜歯いたしました。開始から間もない時でしたので、まだ２の萠出スペースが不足していたために、抜けずに残ってしまっている状況でした。
虫歯のリスクが高そうでしたので、装置を装着している期間もしていない期間も、定期的に歯磨き指導を行いました。しかしながら、右下の乳歯Dが一度虫歯になり、治療を行いました。また、右下の４の溝が虫歯になりかけたので、シーラントという予防処置を行いました。２０１８年から２０２０年まで、下の装置をメインに装着しましたが、２０２０年４月からは拡大装置は不要となり、生え変わりを待ってきれいに並ぶかどうかの経過観察となりました。
最終的に永久歯に交換されてからは、ワイヤーなどの追加治療は行っていません。また、永久歯列になってからは虫歯になっていません。
治療期間は約２年、料金は４４００００円でした。