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切端咬合
2023.02.07
レントゲン写真
治療内容・期間 | 3歳から定期的に虫歯のチェックに来ていただいていた患者さんです。6歳の時点で歯並びが気になるとのことで、お口の状態の検査をしました。 レントゲンで顎のサイズがとても小さく、永久歯が出る隙間が無いことがわかりました。(オレンジ、緑の矢印) また、前歯は切端咬合で、本来上の前歯は下の前歯より1.5ミリほど前方にあるのですが、上顎の成長が弱く、上下がちょうど合わさるくらいの位置関係でした(オレンジの◯)。 下の前歯もアーチの中に入るスペースがなく、少し内側から出てきています(緑の◯)。 6歳で検査をしてからすぐに矯正治療を開始しました。上顎は、ネジで拡大する装置であるハイラックスを5回使用しました。下顎の拡大装置にあたるリンガルアーチは約3ヶ月ごとに交換し、合計6回装着しました。一般的な矯正装置にあたるワイヤーは使用していません。 特に下の装置が気になるようで、舌で触ってしまうことから、合計10回脱離を繰り返し、その都度装着をしました。上の器具も2回取れています。 ちょうど3年で拡大装置を終了しました。その時の写真が左です。患者さんは9歳でした。 治療前にはまだ萠出前で、隙間が無いために出てこられなそうだった歯は、キレイに出てきてくれました(矢印)。切端咬合気味で、上の前歯が程よく前方に出ていなかったのですが、かみ合わせがよくなり、前歯の上下関係も良くなりました。少しガタガタしていた下の前歯の歯並びもキレイになりました(緑の◯)。 矯正治療中は、定期的に歯磨きの練習やフッ素塗布を行ったため、一度も虫歯になりませんでした。今後も定期的な虫歯のチェックを行っていく予定ですが、後戻りの心配もないので、矯正としてはこのまま経過観察の予定です。 ご本人は、器具が邪魔だったのが一番大変だったようです。保護者様は何度も外れたことが大変だったとのことでした。終了するまでの料金は432000円でした。 |
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リスク | 顎顔面矯正による歯列の改善は個人差があります。 |
価格 | 下記ページをご確認ください。 顎顔面矯正 |