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歯周病治療後の管理
2015.03.24
こんにちは。今日はあさひクリニック歯科のメインテナンスについてご案内します。
歯周病の治療を行った方は、定期的なチェックが必要です。歯周病は成人病と同じようなものなので、治療が終わりというわけにはどうしても行きません。
定期的なチェックの間隔は、お口の状態にもよりますが、3ヶ月か4ヶ月ごとが通常です。それには理由があります。
歯に付着したプラーク、歯石(どちらも成分の7割以上が細菌)を治療により除去すると、お口の中の細菌が激減します。しかも、数が減るだけでなく、細菌のバランスもよくなります。バランスとは、悪い菌が減って、何もしない菌が増えるのです。しかし、このバランスはだんだん崩れてきまして、概ね3ヶ月から4ヶ月で悪い菌が増えてしまいます。そうすると、歯周病の再発の可能性があるのです。
さらには、歯周病や虫歯のリスクが低いかたは、1年ごとでも問題ないですし、逆にとても進行しやすいかたや、おうちでの歯磨きがなかなか難しい方には、一ヶ月ごとのチェックが必要になることもあります。
実際には、何をするかと言うと、まず全体のチェックをします。一定期間ごとに歯周検査も行います。大きな問題がない場合は、歯磨きのチェックをして、全体のクリーニングを行います。超音波という細かい振動で、汚れを落としていきます。
超音波でクリーニングをしたあとは、ブラシで磨いて行きます。磨くというのはとても大切で、目に見えない「バイオフィルム」という菌の集まりを落とせるのと、表面がツルツルになるので、新たな汚れが付きにくくなります。
最後に、歯と歯の間等の細かい汚れを落とします。必要であったら、普段のブラッシングについてのアドバイスを行いますので、それを次回までに是非活かしていただきたいと思います。
もちろん、歯周病の治療を専門に行う国家有資格者、歯科衛生士が行います。親しみがあって、お話や相談がしやすい歯科衛生士がいますので、なにかありましたらご相談ください。