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乳幼児の食器

2025.05.01

こんにちは。
新緑がまぶしく、初夏を感じる爽やかな季節となりました。
夏が待ち遠しい、歯科医師の蒔田です。
今回は、子育て中の方や経験者の方なら、お悩みになられたことはあるかもしれない、『乳幼児の食器』ついてお話していきます。

人間の食事において、欠かせないものである食器。
日本で初めて食器が登場したのは、今から1万2.3千年前の縄文時代の縄文土器と言われています。
離乳食開始の生後6ヶ月くらいから、食器をつかうことが始まります。親から子への虫歯の感染を予防するために、親のスプーンやコップなどの共有を避けましょう!という情報を一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、実際は食器の共有と虫歯との関連は科学的根拠は必ずしも強くはないようです。
令和5年8月発行の日本口腔衛生学会の『乳幼児期における親との食器共有』の声明では、
・親からの口腔細菌感染は食器の共有前から起こっている
・虫歯の原因菌はミュータンス菌だけではない
・食器の共有に気をつけても、子供の虫歯に差はなかった
とのことでした。
歯科医でり母親である私でもびっくりの内容でした。
最近の研究では、生後4ヶ月で母親の口腔細菌が子供に伝播していることが確認されたとのことです。食器を使用し始める離乳食開始期の生後5〜6ヶ月ではすでに感染していることになります。親のミュータンス菌が子供に確認されることはすでに様々な研究報告されています。しかし、口腔内には数百種類以上の細菌がいるため虫歯の原因菌はミュータンス菌だけではないのです。そもそも、虫歯の原因は、砂糖の摂取や歯磨きなど様々な要因がかけ合わさっているため、考慮が必要です。う蝕に関連する複数の要因を調べた日本人の研究では、3歳児において親との食器共有と虫歯の関連は認められなかったのです。
日々のスキンシップによる唾液からの感染もあり、過度に食器の共有を避けて虫歯予防を気にしすぎることはないという解釈です。

でも、なるべく子供には虫歯になってほしくないとの親心、とてもよくわかります!!

この時期の子供には充分なスキンシップも大切ですし、食べることを楽しむスタートです。できる範囲での対応をしめ親も子もピリピリせず楽しむことが大切ですね。
完全に虫歯菌に感染しないというのは中々困難だと思います!たとえ感染していたとしても、日々の歯磨きや仕上げ磨き、砂糖の摂取の抑制やフッ化物の利用、定期検診により充分に虫歯予防はできると思います。
まだブクブクうがいができない子でもお使いいただける歯磨剤、仕上げ用の歯ブラシもは院内でご購入も可能です。

そして、今ではもう耳慣れた言葉でもある「食育」ですが、実はその起源は、明治期に活躍された食養医学の祖とされる石塚左玄が、「体育も智育も才育も、全て食育であると認識すべき」と使用したことと言われています。
現在でも、食育基本法において、「食育」を「生きる上での基本であって、知育、徳育および体育の基礎となるもの」と記してあります。
つまり、「食べること」🟰「生きること」なのです!

楽しく生きるための、「食育」、是非家族で一度話し合ってみてはいかがでしょうか^_^

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