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下顎に叢生

2025.04.15

レントゲン写真

治療内容・期間 10歳のときに学校の歯科健診で歯並びを指摘されて来院されました。
口腔内では特に下顎に叢生が顕著に認められ(緑のマル)、歯列弓も狭窄しているために歯が並ばないのと、両側の6歳臼歯が内側に倒れています(オレンジのマル)。
レントゲンで確認したところ、これから出てくる歯も隙間が全くないので出てこられない状況でした(緑の矢印)。特筆すべき点は、左下の5番目の永久歯が欠損していることです。レントゲンのオレンジの矢印部分に永久歯が埋まっていません(患者さんの左下、画像では向かって右)。

最初に、金属アレルギーが心配とのことで、皮膚科にて検査を受けていただいてからの開始でした。
永久歯に欠損がある場合(本数が不足している場合)、左下5番目に永久歯の欠損がありますが、反対の5番目はありますので、左下のE(5番目の乳歯)は長持ちしてくれるように、あまり矯正の力がかからないように治療を進めました。
上顎の拡大装置はバラエティ1回、ハイラックス2回、TPA3回を約2年間使用しました。
その間リンガルアーチは4回使用しました。
そこから2期治療としてワイヤーによる矯正を行いました。ワイヤーは月に1回程度の調整を行い、8ヶ月間で除去しました。除去の時の写真が左です。内側に入っていた下の前歯は綺麗に並び、下の左右第一大臼歯が内側に傾斜していたのも真っ直ぐになりました。
左下E(写真ですと向かって右)は、永久歯欠損のために乳歯のままです。いずれ大人になったら抜けてしまうと思いますが、その時に何かの形で歯を入れることになると思われます。
トータルの治療期間は3年間、料金は1期治療で435000円、2期治療で88000円、合計で523000円でした。

リスク 顎顔面矯正による歯列の改善は個人差があります。
価格 下記ページをご確認ください。
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