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八重歯
2023.12.26
レントゲン写真
治療内容・期間 | もともと、乳歯列の時期から虫歯の治療に通っていらっしゃった方です。 生え変わりが始まり、下が4本、上が2本の永久歯が出たタイミングで歯並びを気にされてご相談をいただきました。 歯が生えるスペースが無いために、抜けた隙間に収まらない永久歯が、斜めに生えました(オレンジの矢印)。 お口が狭くて舌も窮屈なために舌は折れ曲がっていて、ずっと歯に押されているので、圧痕という歯の跡がついています(緑の矢印)。 X線でも、白い矢印の部分でわかるように、両隣の歯との隙間が足らないので、出てこられないことが予想されました。 歯と歯の間から出られない場合は、ずれた位置から出てきます。多くの場合、それが八重歯となります。 矯正治療開始は2019年、7歳の時でした。 上顎の拡大装置は4回装着し、下顎の拡大装置は5回装着しました。 歯列に沿わず、斜めに生えていたオレンジの矢印の部分の歯は、回転が減って並びに収まりました。 両隣の歯との隙間が不足していた白い矢印の歯は、顎の拡大によって生えるスペースが出来たので、綺麗に並びました。 拡大装置の繰り返しのみで、ワイヤーによる矯正治療は行なっておりません。舌の両側にあった圧痕も綺麗になっています。 とても頑張ってつけていてくれたので、矯正期間中に器具が外れて救急で来ていただいたのは1回だけでした。 2021年、2年経過した頃から、装置を除去した状態で残りの乳歯の生え変わり待ちとなりました。生え変わりを待っている間、グラグラしているのになかなか抜けない乳歯が2本ありましたので、順次抜いていきました。 グラグラだったので、麻酔は表面麻酔(塗る薬)だけを使いました。 歯磨きがあまり上手にできないために、定期的な歯磨き指導を受けていただいていました。 それでも前歯などは少し変色して、虫歯のリスクがあるので、その後も定期的に来ていただき、歯磨き指導を受けていただいたり、フッ素塗布を行なったりしています。 オレンジの◯で囲った歯が青くなっていますが、これは装置を除去してすぐに写真撮影をしたためで、使用していた接着剤の色です。 治療は約2年間、料金は440000円でした。 |
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リスク | 顎顔面矯正による歯列の改善は個人差があります。 |
価格 | 下記ページをご確認ください。 顎顔面矯正 |