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インプラントの費用について
2019.08.28
歯を失ってしまったあとを補うための、人工の歯であるインプラントには、保険が適用されません。したがって、全額自費診療です。その料金は、歯科医院ごとに設定されていますし、さらに患者様ひとりひとりでも変わってきます。料金が患者様ごとに違う理由は、状況が患者様やインプラント相当の部位によって異なるからです。ほかの治療と異なり、「いくらですか?」というお問い合わせに、ピッタリ「〇〇円です」という形ではお返事しにくいです。
このように、状況によって異なりますので、同じ1本のインプラント治療を受けるとしても、必要な処置や材料が異なります。提示されている料金が、それらをすべて含めての料金なのか、それとも最低限の料金なのかを確認しないと、「思っていた料金と違う」ということになる可能性がありますので、注意が必要です。治療前の検査、手術、被せを含めてしっかりと確認してから治療を開始してください。
さて、インプラントの料金を大まかに分類すると
・検査料金
・手術料金
・被せ物の料金
の3つに分けられます。
ある医院で、インプラントを1本入れるという状況の場合、この3つの中の
・手術料金
・被せ物の料金
が患者様ごとに違う部分です。手術は1回法、2回法、によって料金が同じ、または差があるかもしれません。抜歯と同時にインプラント手術が可能な、即時埋入という方法もあります。これも普通は通常より料金がかかります。また、場合によっては骨を増やす処置が必要です。そうなると追加料金がかかります。
被せ物は、アバットメントと呼ばれる「支台」と、上モノの被せとの2重構造です。それぞれが金属だったりジルコニアだったりセラミックだったりの組み合わせで、歯の形になります。何を選択されるか、あるいはどれがオススメかというのもみなさんそれぞれです。そして、その種類の組み合わせによって料金が変わってきます。
付け加えますが、当然インプラントの本数によっても金額が異なります。一本単独にするのか、複数なのか、インプラントでブリッジを作成するのか、これも状況によって異なります。
インプラントの料金は、保険が適用される治療に比べて、とても高価です。しかし、あなたがもしあと40年生きるとすると、43800回お食事をすることになります。その間のお食事を、取り外し式でもなくご自身の歯と同じように使えると考えると、いかがでしょうか。
ちなみに、大きな怪我や病気、または先天性の疾患の場合、インプラント治療が保険適用される場合があります。
詳しくはお近くの歯科医院までお問い合わせください。
四街道 あさひ歯科 塩野谷明美