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乳歯がグラグラしてきたとき
2015.01.04
こんにちは。あさひクリニック歯科の豆知識をお読みくださいまして、ありがとうございます。
今回は、乳歯が永久歯に生え変わる時の話です。
最初に抜ける乳歯は、下の歯の真ん中の前歯です。
グラグラしてきた時に、よくお問い合わせいただくのが、「前もって乳歯を抜いたほうがよいか、それとも自然に抜けるのを待ったほうがよいか」
です。
結論から言うと、通常は自然に抜けるのを待っていればよいです。
ただし、乳歯を抜いてしまった方が良い場合があります。それは、
① 乳歯が抜けていないのに、永久歯が出てきてしまった場合
② 乳歯がグラグラしすぎて、食事に支障をきたす場合
です。以下に詳しくご説明します。
① 乳歯が抜けていないのに、永久歯が出てきてしまった場合
乳歯が抜けた後、通常は真下から永久歯が出てきます。しかし、乳歯がまだ残っているのに、内側から永久歯が平行して生えてくることがあります。この時は、永久歯の歯並びに影響してしまうので、乳歯は抜いてしまった方が良いです。ただし、この場合は乳歯があまりグラグラしていない事が多く、麻酔が必要になることが多いです。麻酔をした後は2時間ほど食べられなくなりますから、ご予約のお時間の調節をおすすめします。また、この時点で乳歯を抜歯しておけば、内側に生えかけていた永久歯は、だんだん良い位置に移動してくれます。
② 乳歯がグラグラしすぎて、食事に支障をきたす場合
支障というのは、痛くて食べられない、あるいは歯磨きを極度に嫌がる、という場合です。栄養がとれなくてもいけませんし、歯磨きができずに細菌がたまってしまってもいけません。そこまで痛いという状況は、おそらくすぐ下に永久歯が来ていることが予想されます。したがって、乳歯は抜いてしまった方が良いです。この場合、ほとんどのケースで麻酔が要りません。表面麻酔といって、表面をしびれるようにする薬を塗れば、一瞬にして取ることができます。
歯医者さんに行くべきかどうか、迷った時の参考にしてください。