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口腔顔面痛学会参加
2014.12.04
11月3日に、東京医科歯科大学にて、口腔顔面痛学会に参加してきました。
歯や歯周組織に痛みを感じていながら、歯にも歯周組織にも異常が無い場合、
どのようなことを予測し、検査、審査、診断をしなければならないか、というのを
考える学会です。一日中、様々な症例を見せてもらいました。
多くは顎の関節だったり、それに伴う周囲の筋肉痛、筋膜痛のようです。
興味深かったのは、歯が痛いと訴える患者さんのうち、10%程度の患者さんの痛みが、
歯が原因では無い可能性があるという、データでした。
また、痛みを理解するために、神経経路がどのように痛みを伝えるか、というような
学生時代を思い出す難しい話があったり、その痛みを消すには薬がどのような
機序で作用するのか、といった話もありました。
とても勉強になったので、この学会の会員にさせてもらうことにしました。今後も
患者さんの痛みを取るため、痛みについて勉強していきたいと思います。