スポーツマウスピース

2014.09.16

こんにちは。あさひクリニック・歯科のブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

今日はスポーツマウスピースについてです。

 最初にお知らせしておきたい点は、スポーツ用のマウスピースは市販の既製品を

オススメできないということです。市販のものは、安価で気軽に使える点はメリットですが、

きちんと歯にフィットしません。当然、装着感がぴったりしません。それに、正しい位置での

かみ合わせで装着できているかどうかもわかりません。正しい位置でなければ効果も得られません。

ですので、歯科医院での作成をオススメします。

 さて、マウスガードには2つの目的がありまして、それによって形が少しだけ違います。

一つ目は、激しい運動から歯を守るため、もう一つは顎の関節や周りの筋肉のためです。

 一つ目、激しい運動から歯を守るために装着するものは、スポーツによっては義務化されています。

必ず装着しなければならないのは、ボクシングなどの顔面を殴打される格闘技、

アメリカンフットボールです。一部義務化されているのは、ラグビー、アイスホッケーなど、

ぶつかる事が多いスポーツのようです。この場合、歯を守るためですから、

マウスガードは２ミリくらいの厚さを必要とします。

 ２つめは、顎の関節や周りの筋肉のため。これはわかりづらいかもしれませんが、

簡単にご説明します。スポーツで力を入れる瞬間、例えばゴルフのスウィングや

野球でバッターが打つ時、ピッチャーが投げるとき、砲丸投げで投げる時などの事ですが、

実は多くの場合、噛み締めてはいないというデータがあります。古くから、力を入れる時には

噛み締めていると信じられていましたが、最近の研究では、実はそうではないことがわかってきました。

噛み締めてはいないのですが、選手の皆さん個人個人で、力を発揮する時には

常に同じ位置で顎を固定しています。その時に、いろいろな筋肉を使っていますし、

位置によっては顎にとても負担が来ます。ですので、顎の関節や周りの筋肉に負担がきて、

痛みという症状になってしまう事があります。

そこで、２つめのマウスピースの目的は、顎が強い力で固定された時に、

顎や筋肉に負担がこないようにしてあげるのが目的です。

追加しますと、実はマウスピースを装着したからといって、パフォーマンスが

上がるわけではないということもわかっています。ただ、顎の固定をしやすく、

また顎等に負担がかからないように、というご自身のためです。

このタイプは1つめのものより薄く、1ミリほどの厚みで作成できます。

どちらのタイプも型どりをして、次回に装着というように、最低２回はかかります。

その後、１、２回の調整も、必要です。

 

問題は、お子様の場合です。成長に伴い、歯が乳歯から永久歯に交換していきますから、

その都度マウスピースが合わなくなって来ます。ですので、6ヶ月ごとの交換が必要です。

ぜひ、正しく作成、装着していただきたいと思います。

痛くない、楽しく通える歯医者さんん

あさひクリニック歯科では、スポーツマウスピースをお作りいたします。詳しくは

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