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上唇のすじ、上唇小帯について
2014.09.04
こんにちは。あさひクリニック歯科のブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回は、上唇小帯の話です。
上唇小帯とは、上の真ん中2本の前歯の間にある、唇と歯ぐきをつなぐ筋です。
通常、歯ぐきの上の方から始まって唇までつながっています。
しかし、時々この上唇小帯が生まれつきとても長くて、歯の間までつながっている場合があります。
これを付着異常といいます。
上唇小帯が長いと、歯ぐきが常に唇に引っ張られる状態になりますので、
将来的に以下の点で問題になってきます。
①乳歯から永久歯への生え変わる時点で、真ん中の前歯2本がぴったり閉じずに隙間が空いてしまいます。
②大人になってからは、歯周病になりやすかったり、歯周病が進行しやすかったりする原因になります。
従って、問題になる前に長い小帯を短くすることが望ましいです。
短くするとは、一般的には「切開、縫合」です。ですが、最近はレーザーで短く
することができます。
麻酔は必要になってしまいますが、レーザーですと出血がほとんどありません。
また、縫合しないので、抜糸も必要ありません。
1、2回の消毒に来ていただくくらいです。
短くする時期は、上の前歯4本が出る頃がおすすめです。あまり小さい時期ですと
お子様に負担になってしまいますし、遅すぎると前歯が広がったままになってしまいます。
痛くない、楽しく通える歯医者さん
あさひクリニック歯科では、レーザーによって上唇小帯の処置、その他軟組織の処置をおこなっております。