勉強会レポート

2018年4月30日
4月の勉強会

4月は2種類のインプラントセミナーに参加しました。

4月7−8日、SPSインプラントセミナーでした。これは4回コースで、今回は3回目です。

インプラントは骨に埋めるので、十分な骨が無いと、埋めることが出来ません。

そこで、骨が無い場合は骨を増やす手術をします。以前はたくさん骨を増やす場合、自家骨といってご自分のどこか(通常は腰)から丈夫な骨を採取して、それを顎に移植するという治療がなされていました。

現在は骨補填材として、Bio-Ossというウシ由来の骨の材料を使用します。そうすることによって、水平的にも垂直的にも骨を増やすことができ、「インプラントを入れられない」という部分は大幅に減少します。

今回のセミナーはアドバンスコースなので、大幅に骨が不足している場合にどうすればよいか、その方法の講演と実習でした。

実習では、実際にブタの下顎を使い、骨の欠損を人工的に作って、そこにBio-Ossを入れるという治療をしました。

一回のセミナーは二日間なので、土日での参加です。土曜日の夜にはいつも通りの懇親会がありました。

懇親会は、楽しむだけではなく、普段の臨床の話や4月に行われた保険改訂についての話など、内容はとても充実していました。

 

4月15日には、「即時荷重研究会」の勉強会がありました。即時荷重とは、インプラントの埋入の仕方のひとつです。インプラントには、2回法、1回法、そして即時荷重法の、大きく分けて3通りが有ります。

1回法、2回法のどちらも、抜歯をした時に出来た穴の治りを待ってからインプラントを埋入します。

そのうち2回法は、まず骨の中に埋入し、歯茎の中に埋めた状態で治りを待つ方法です。治癒が完了したら、もう一度簡単な手術を行い、歯茎の上に土台などが出るようになります。

1回法は、骨の中に埋入した時に、土台まで上に出ている状態になります。いずれも安全な方法で、成功率はとても良いのですが、治療の回数と、「治り待ち」の期間がかかるのが欠点です。

一方即時荷重の場合は、抜歯した穴にインプラントをそのまま埋入します。そして、埋入するだけでなく、土台を入れて仮歯を装着するところまでいきます。そのため、歯を脱いたその日に見た目の回復が出来るだけでなく、同時に噛めるようにもなるので、一度にいろいろな事が解決してしまいます。ただし、それで終わりではなく、最初は仮の状態なので、その後最終的な補綴物(被せ)を入れるまでに、何回かかかります。そして、この方法の欠点は、埋入の時に2倍くらいの時間がかかることです。

現在、最も安全な2回法を取り入れていますが、いずれ即時荷重の導入も検討しようと考えています。

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